承前

石田剛様。再度のトラックバックを、ありがとうございます。

「<他人>が科学的思考をしていないことをあげつらう」こと

石田はそのようなことをしている方を、具体的に知りません。ちらっと見かけたことならあるかもしれませんが、そのような言動を、石田はいちいち記憶していない可能性が高いです。
ニセ科学とビジネスと道徳と義務教育 - 石田のヲモツタコト

上記の点が石田さんと私の最大の認識の違いであると思います。以下では、上記の点以外の、小さな認識の差に関して言及します。

石田さんのフリーライダー云々のお話は、科学の問題ではなく、倫理の問題であると考えます。多分、石田さんは倫理と言う言葉を日常的な意味で捉えているのだと思いますが、私は【真善美の区分】で言うところの善の問題であるという意味で使用しています。<科学>と対比して<倫理>という言葉を使う場合にはそういった使い方が標準的だ、と室井は認識しています。

みなさん義務教育で、日本語を読解する訓練は受けたはずです。義務教育程度の読解力と科学的知識があれば、マイナスイオンの説明がデタラメであることを識別するのは可能です。

もしもそうであるならば、大概の方は義務教育を修めたはずであり、義務教育程度の読解力と科学的知識があるはずですから、マイナスイオンの説明がデタラメであると識別していることにはなりませんか?それだけでは十分でない部分があるからこそ、義務教育程度の学力に加えて「マイナスイオンの健康効果は(科学的には)確認されていない」という指摘が有効なのだ、と室井自身は考えます。さらに些細な点ですが、マイナスイオンの科学的真偽には特に関心がなく、そのイメージを気に入っているだけの人も多いと室井は推測します。そのような人達については、マイナスイオンに騙されているとは室井は考えません。