大学をベースにした「ニセ科学批判」の愚劣

チャーチのテレビ牧師が祭壇上のビンラディンフセインの肖像をさして「これが悪魔なのです」と絶叫して信者が号泣するといった光景。日本や欧州ではあり得ません。悪を遠ざけ善を行なえと諭しても、何が善で何が悪かを、神父や牧師が具体的に指さすことはありません。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=572

大阪大学お茶の水女子大学が私企業や個人の発言の科学的な間違いをあげつらい業務妨害名誉毀損を働いている現実があるようです。信じられないことです。

それは大学のサイト上で公然と行われている悪行です。それらのサイトの管理をしているのは大学教員ですが、大学の業務として大学が認めていることです。したがって悪いのは大学教員ではなく、大阪大学お茶の水女子大学といった公的組織の責任であることが明白です。

科学的に正しいか間違っていることと、善悪の区別が全く付いていないのが、これらサイトの特徴と言えるでしょう。私達は区別を付けているし付けるべきだ、とこれらサイトでは声高に主張していますが、サイト上のその他の発言を見れば、全く区別が付いていないことは明らかです。

もし本当に区別を付けているというならば、大学のサイト上で私企業や個人の言動を悪として名指しで非難するべきではないのです。そのようなことは大学が行う業務でありません。大学関係者と言えども大学の業務から離れれば個人ですが、「ニセ科学批判」という名の名指しによる糾弾が公的機関のサイト上で業務として行われているのです。

【追記】単純な誤読をしている方がおられるようで。<真偽>と<善悪>とは異なる、ということですよ。科学は真偽を扱うのです。「学問的な事実」を発信することは、大学の適切な業務です。しかし、社会に向けて「善悪の判断(それも個々の事象に関する判断)」を発信することは大学の業務ではありません。大阪大学お茶の水女子大学ニセ科学批判サイトが、区別の無効化を推進していることは明らかです。多分、この二つの大学はニセ大学への道でも歩むつもりなのでしょうね。